<ドイツ人の日本研究者が語る・悲観論をやめ、日本らしい「独自の道」を歩め>
励ましの言葉、大変ありがたい。
<〈ドイツ人の日本研究者が語る〉悲観論をやめ、日本らしい「独自の道」を歩め>
私は大学生の頃に日本に興味を持つようになった。その頃は、漢字やお寺、建築物が中心だったが、特に興味を持ったのは漢字で、日本語クラスにも入った。初めて訪日した時のことは今でも忘れることができない。日本経済および経営の研究者として、今でも年に数回訪日するが、そのたびに気になっていることがある。それは、自国への不平不満─「日本はもうだめだ」「日本には希望がない」─を口にする日本の友人や知人が少なくないことだ。
* ウリケ・シェーデ ウリケ・シェーデ(Ulrike Schaede)カリフォルニア大学サンディエゴ校 グローバル政策・戦略大学院 教授
ドイツ出身。9年以上の日本在住経験を持つ。日本の経営、ビジネス、科学技術を社会政策と経営戦略面から研究し、サンディエゴと日本をつなぐ研究所「Japan Forum for Innovation and Technology (JFIT)」のディレクターも務める。一橋大学経済研究所、日本銀行などで研究員・客員教授を歴任。著書に『シン・日本の経営』(日経BP)など。
10月19日・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/35441