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つぶやき:COPで表明、再エネ3倍増 阻む重要鉱物の中国依存

<COPで表明、再エネ3倍増 阻む重要鉱物の中国依存>
世界の再生可能エネルギー(再エネ)設備を3倍増、そのためには大量の希少な金属資源の確保、中国抜きでそれが可能なのか、その議論が全く抜け落ちている。

<COPで表明、再エネ3倍増 阻む重要鉱物の中国依存>
 11月30日から開催されている気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)において、議長国アラブ首長国連邦(UAE)は30年までに世界の再生可能エネルギー(再エネ)設備を3倍増にすることを提案し、100以上の参加国が賛同した。
 2050年脱炭素のためには化石燃料を利用する火力発電から、二酸化炭素(CO2)を排出しない再エネと原子力に電源を移行する必要がある。輸送部門でも内燃機関自動車は電気あるいは水素を燃料とする自動車の利用に切り替わるはずだ。
 この実現には超えるべき調達の壁がある。太陽光、風力発電設備ともに火力、原子力発電設備との比較では大量の鉱物、セメント、アルミ、鉄を必要とする。その中でも、今後調達量が増える重要鉱物と呼ばれる希少な金属資源の確保が課題だ。
12月4日・山本隆三 (常葉大学名誉教授)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/32285

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